銃頭サンバッシュ
- ヒャッホ!封印がとけたぜっ。
- おっきろー!オレぁ、喜びの瞬間を盛り上げてやってるんじゃねぇか!チッ、辛気くせぇ。タルがぁ!おらぁ!
- オレに一発命令して下さいよ。すぐに奴らはGo to Hell!
- ちょーっと待ったぁ!この仕事はオレに任せてもらおうか。ひっこんでろ、ちょんまげ野郎! へっ、オレだぜ。
- なんでオレが手を引かなきゃなんねーんだ!何だと!このタルジジィー!熱だとー!熱がいいと言ったんだなー今ー!
- 熱かー!熱と言ったら…Come On リグロー!
- 何ー!やっぱり熱じゃなかっただと!よーし、OK。電気の事ならCome On ドレッドレッダー!街行って電気集めて来い。
- こら、じじー!何が電気ショックだっ!
- 俺ァ、はじめっからその程度で魔獣ダイタニクスが復活するわきゃねーと思ってたんだい!
- 何だよ、その汚ねー剣がどーしたってんだ。
- フッハハハハハハ、心配するなじじー。武器のことならこいつに任せてもらおうか。
- Come Onバクター!
- まぁ、待てよ。つまり武器に関しちゃプロってことさ。バクター大暗黒剣、作り直せるな。それなら、簡単だー。こいつはもう、これだけ持ってる!
- 何だと!
- てめー、何してやがる。シャーラップ!そろそろ大暗黒剣ができる頃かと思って来てみりゃ、どーいうことだぁ?星獣剣くすねるつもりだったのか!
- この星獣剣五本で丁度だ。釜ん中放り込め!
- ざけんじゃねぇぞ、バクター!そんな調子で他にも何か隠してんじゃねーのか?
- ヤートット、早く入れろ!
- 何やってんだー!追えー追えーっ!
- チーッ、まだかっバクターのやつ。
- 遅かったじゃねぇか。星獣剣を釜ん中入れろ!これでダイタニクス復活は決まりだ。
- 褒美の金貨は俺のもんだぜ。さぁ、とっとと出てこい。大暗黒剣出てこい!どーした!何故出ない!何も出てこねーじゃねーか!
- 確かに入れたとすれば…バクターてめぇー星獣剣が惜しくなって偽物とすり替えたんじゃねーだろーなー!信用できるか!そん中見せてみろ!なんだ?これは?
- 大事そうに持っていやがって、何でもねーわけねーだろう!
- おいっ。よし、こいつもいれてやる。
- 何だと!
- 何!貴様っ、あれもギンガマンの武器だったのか?!
- そんなもん隠し持っていやがって!何!危ねっ!バクター!てめえ、このおとしまえつけるまで帰ってくんなー!ハッ!
- すまねぇ、船長!まさかバクターの奴がギンガマンの武器かすめとったなんて知らなかったんだ!ジジィーは黙ってろ。
- センチョーお詫びのかわりに今度こそ魔獣ダイタニクスを復活させてみせるぜ。みんなも覚えているはずだぜ。
- ダイタニクスがちょいとばかり怪我したした時に毒だらけの星デラ星に言った途端、治っちまったってことをよ。と、いうことはだ、
- 地球をデラ星と同じ毒の星にすればダイタニクスは復活する。そして、毒と言えば… そのまさかよ、Come On タグレドー!
- タグレドーは、食ったものを毒につくり変えられる。この作戦にぴったりよ。行け、タグレドー。お前の毒があれば、ギンガマンだって邪魔はできねぇ。
- 好きなだけ食って、思いっきり毒まいてこい!
- タグレドー何のんびりしてやがる。
- いーわけなんかするんじゃねーよ。ちょっとはオレのことも考えろ。
- この作戦が失敗すれゃ、オレの立場もあぶねーんだからよ。
- わかってねーよ、てめーは。さっさと行って毒まいてこい!
- ヒャッホー。ハッハー。どーだ、タルジジィー。
- 何で早く言わねーんだ、このタルジジィー!
- 作戦変更だ。星獣復活のエネルギーをいただく。
- ヤートット、準備しろっ。
- こいつが復活エネルギーか、さすがにすごいぜ。ヤートット、早くエネルギーを吸い込んじまえ。
- こっちも失敗だ。小僧ー!舐めたマネしてくれたな。てめーも消えちまいな。
- ドルバドー、タグレドー、こーなったらてめぇらでもう一度あいつらを地獄にたたき込んでやれ!いーなっ!
- そうだよな、タルジジィー、あーいややや、樽学者の先生よぉ。そーとなりゃー、Come On ドルマー!
- なぁー、まずいぜ。このままだと、マジで船長怒らしちまうぜ。早く魔獣ダイタニクスを復活させねーとよー。
- おい、ジジー、てめーも少しは人のことを…聞けよ人の話!
- ハッハーッ。成功したらオレ様の手柄、失敗したら先生の責任ってことで。
- Don’t worry!マンディガーが向かってますぜ。
- なんだとー!てめーこそ、隕石にパワーがなかったらただじゃすまねーぞ、おら。ん…マンディガー!
- ハローかわいこちゃん。残念ながら悪い奴らってのはそう簡単にはやられねーものさ。
- 逃がしゃしねーぜ、ベイビー。どこに隠れたーかわいこちゃんよー。
- ガキには用はねぇ。オレ様が欲しいのは猫の首にぶら下がっている隕石さ。さぁ、おとなしく隕石を渡せ。くらえっ。
- 音で魔獣ダイタニクスを揺さぶり起こす!
- なんだよおめえ、危ねえなあ。
- きたぜ、きたぜ、ダイタニクスが動き始めたー!
- 三人だけとは、ずいぶん舐めたマネしてくれるな。望み通りたっぷり相手してやるぜ!おらぁ!
- ヒューゥ!おい!負けるな!何っ!きさまらぁ。やろおぉ!
- 船長ー、すまねえ。後一回、俺にチャンスをくれ。必ず魔獣ダイタニクスを復活させてみせる。 うるせー!おまえらだっていい加減つめが甘かったじゃねぇかよ!
- 船長、俺にラストチャンスをくれ、船長ー! 覚悟はできてるぜ、こうなりゃ俺の切り札を出す!
- Come On!ネイカー!お前の口から例の針を一気に吐き出してやれ!
- やかましいってんだ!まだ作戦は始まったばかり。黙って見てな!
- 今回の俺様はひと味ちがうぜ!楽しみにしてな。
- 言ったはずだぜ、今回の俺様はちがうってな。俺のねらいはそれだけじゃない。
- 待っていたぜ。この時がくるのを。ネイカーご苦労だったな。この中にあるのが俺の本当の切り札よ。今に見てろよ!
- 何だ!こりゃ、どーいうことなんだ船長ー。
- ちょーっとまったー!船長、俺の最後の作戦はまだ終わっちゃいねぇ。今俺を殺したら後悔するぜ。
- そーじゃねぇ。俺が地震を起こさせたのはもう一つ狙いがあってのことよ。絶対に魔獣ダイタニクスは復活するぜ。 これが俺の最後のそして完璧な作戦だ。
- 絶対手にいれてやる。やっぱりこいつを破る方法は一つしかねぇか。
- 出てこい!来たかギンガマン!
- まぁ、あわてるなって。今は戦うつもりはねぇ。
- ちょいといーもん見せてやろうと思ってね。こいつを見ろ!驚くのも無理はねぇなぁ。だが、幽霊じゃねぇぜ。
- 地下空洞に落ちていたのを俺が拾い上げてやったのよ。いつか利用できると思ってね。ギンガマンこいつを助けたけりゃ、カゲロウ岬へ来な!
- 何!てめぇら、こっちには人質がいるんだぞ、わかってんのか!
- やろぉ、追えー追えー!
- フッハハハハハよくやった。
- ギンガマンまんまと騙されてくれたなあ。おい、グリンジー宝箱をよこせ!
- てめぇー!よけーな手間かけさせやがって。
- ハハハハハハここまでだギンガマン、てめえらのおかげでギンガの光も手に入った。これで魔獣ダイタニクスも復活して俺の首も安泰ってもんだ。
- とどめだ!死ねぇ!フッハハハハハハ。何っ!
- 今のうちにギンガの光を。やかましい!来い!くたばれ!てめぇ…不死身か!
- 俺は…負けねぇ。ギンガの光さえ手に入りゃあ…
- あぁ…ねぇ!ギンガの光がねぇ!なんでだ!
- ふっははははははギンガの光を持ち込んだ野郎を始末したのはこの俺よ。
- けど最後に隠した場所を聞き出したつもりがとんだ大嘘つかれちまったってワケだ!ギンガの光は最初からここにはなかったとはな。
- とんだお芝居だ。いつかどでかいことしようと、三千年もの間船長にも隠してたもんを …俺にもう後はねぇ。こうなりゃてめぇも道づれだー!
- ハァーッ!ウォッ、ウァー!
剣将ブドー
- 笑止、喜びとは一人で噛みしめるもの。
- 先祖に顔向けできんなぁ。
- 手を引けと言っているのがわからんようだな。
- いよいよサンバッシュが最後の作戦に動き始めたか。そろそろ我らが動き出す時かもしれん。サンバッシュより目を離すな。
- このブドーにお任せを。船長に申し上げる。拙者ダイタニクス復活に有力な情報を手に入れてござる。フッ。ギンガの光。
- このブドー、すでに配下の者を使って、ギンガの光については調べ済み。必ずや探し出してご覧にいれましょう。
- ギンガの光が潜むものは言い伝えによればわずか数種類。その全てをここに書き出してござる。それを一つ一つあたっていけば必ずやギンガの光に行き当たるはず。
- はっ。名刀ギラサメに賭けて必ず。
- ギンガの光が姿を潜ませるもの その一「ギンガの光は根を張るものなり。」
- 即ち地上にあるどれかの木の中に潜んでいる…かもしれぬ、ということでござる。それをあぶり出すのが、こたびの作戦。すでに配下の者が動いている。
- 『尺八でギンガの光探し出し』ギンガの光は木ではなかった。虚無八、つとめご苦労であった。
- ご安心召されよ。すでに次なる策は施してござる。
- ギンガの光が姿を潜ませるもの その二「ギンガの光は写し取るものなり。」
- 即ち写真機でござる。
- この正体は必ずや札僧正が暴き出すでござろう。
- 『写真機の呪いの札にはじけ飛び』札僧正、無念は必ず晴らしてやるからな。
- ギンガの光が姿を潜ませるもの その三「それは深く眠りしものなり。」
- 深い地の底でひっそりと眠っていたもの、
- 即ち古代遺跡の出土品の中にギンガの光は潜んでいるはず。
- 『お宝を煙で探すは大泥棒』煙工門、つとめご苦労であった。
- よし、ゆけ。 これはご無礼つかまつった。
- ギンガの光が姿を潜ませるもの その四「それは全てをはぐくむものなり。」
- 全てをはぐくむ、それ即ち大地。
- 『邪悪なる雨を逃れる術はなし』ただの雨ではござらん。あの雨で大地を溶かし、地中にかくれた、ギンガの光をおいだすのでござる。まずは、一服。
- 心配ご無用。いずれ必ず。船長。このブドーをお疑いとは情けのうござる。拙者、船長の御為に全身全霊を捧げてギンガの光を探す所存。
- 次なる狙いはギンガの光が姿を潜ませるもの その五「それは高くそびえるものなり。」
- さすが御老体、察しがよろしゅうでござる。
- 片っ端からビルを破壊すれば必ずやギンガの光の宿ったビルに行きあたるはず。
- 『歯車の音はすべて吹き飛ばし』バルバン剣将ブドー推参。
- これ以上の邪魔立ては無用! これは!なに!傀儡太夫、つとめ御苦労であった。
- ギンガの光が光が姿を潜ませるもの その六「それは砕かれぬものなり。」
- そこまでは素人でも考えつくことでござる。御老体。すべては拙者にお任せを。
- 御老体の手を煩わせはいたしません。壊力坊戻っておるか。目当てのものは。御苦労である。では、策を練るとするか。
- お待ち頂きたい。このブドーまだ手は残っているでござる。 すべて覚悟の上。ふん。我が配下でも最強を誇る四将軍の一人をギンガの光探索に差し向けるでござる。
- ギンガの光が姿を潜ませるもの その七「灼熱の星をかたどりしものなり。」
- 灼熱の星即ち太陽そして、それをかたどりしものをなれば…
- 御老体。折角でござるそれは役にたたぬかと。そうではござらん。それは拙者が書いた巻物。下書きでござる。
- 内容に間違いも多く捨てたはずでござったが…
- ギンガの光が姿を潜ませるもの その八「夢より醒めるものなり。」
- 目覚めるとなれば、すなわち生きているもの全て。
- 全ての生き物を永遠の眠りに落とせば、ギンガの光は姿を現すはず。 そして、それができるのは我が四将軍の一人、ふんっ、氷度笠。
- 今しばし待たれい。ブドー四将軍が砲烈道が必ずや。
- ギンガの光が姿を潜ませるもの その九「赤く丸い食べ物なり」(シェリンダ)
- 狙いはトマトにしぼられたというわけか。ブルブラック、ギンガの光は我がブドー軍団が手に入れる。お前には消えてもらう。隙あり!
- ふっふっふっふっ。おのれ、余計なマネを!
- 光が姿を潜ませるもの その十「清く沸き出ずるものなり。」
- これが最後の項目でござる。左様でござる。そして我が四将軍もこれなる怒涛武者が最後の一人。
- よい。ギンガの光を手に入れよ。拙者の命その方に預けた。はっ。怒涛武者が必ずやギンガの光を手に入れ持ち帰る事でしょう。
- 拙者さっそくダイタニクスにギンガの光を与える準備を。いそげ。ギンガの光はまもなく届くぞ。はっ。
- ギンガの光をこの大筒を用いてダイタニクスに打ち込めば、復活は間違い無いかと。ありがたき幸せ。ハ、ハァ。そのようなことがあるはずは…。
- 何を言われる御老体。何かの間違いでござる。拙者身に覚えがござらん。船長、まさか船長までお疑いでござるか。うっううっ。馬鹿な…これは一体…。
- できん!このまま裏切り者として死ぬなど。誰だ。闇丸、鬼丸、よくぞ来てくれた。ブドー軍団の汚名共にはらさん ギンガの光を取り戻す。
- 裏切り者の汚名をはらし、バルバンに戻るにはそれしかない。その後でこたびの濡れ衣の一件を調べる。ギンガの光を取り戻す方法は一つ。
- 持ち手であるギンガマンの抹殺。ギンガマン、待っていたぞ。貴様らを倒し、ギンガの光をいただく。ギンガマン、まいる。
- よいな、奴らにギンガの光を使う隙を与えるな。
- 追っ手か…。まて、斬ってはならん。斬れば我らは完全に裏切り者となるぞ。
- それを必ず船長にお渡し申せ。このブドーに今しばらく時間を頂きたいと。
- 「濡れ衣をギンガの光ではらすべし」(メドウメドウ)
- 何?だが、我らの知らぬところで死なれてはギンガの光も手に入らぬ。探せ。ん、見つけたか。またか、船長には今しばらく時を頂くむね申したはず。
- そこをどけ!何!まさか、貴様らが我らに濡れ衣を!これは…これが船長の返事か!フッハハハハハハハハ。見苦しいか…確かにな。
- ギラサメ残酷剣!ギンガの…光…。
- もう良い。お前達は下がっておれ。ギンガマンは拙者が倒す。それがギンガの光か。
- 闇丸、鬼丸、もはや我らブドー軍団に戻る場所などありはしない。あとはただ存分に戦うのみ。来い!ギンガレッド!ハァーッ、ハッ。
- ギラサメ残酷剣!どぅわーっっ。うっ、はぁぁ、はぁはぁ。
- まだ、戦い足りぬ。
- 散ればこそ 花美しく 名を残し 今ひとたびの バルバンの夢 うっうっ…
妖帝イリエス
- せっかくの目覚めが台無しだわね。戦士達の子孫がいたんですって?その姿だけは二度と見たくなかったものを!
- サンバッシュが死んだんですって?
- なーにいってんのよ、船長、次の行動隊長は私に。
- あーら、そんな風に思っててくれたなんて知らなかったわぁ。もちろん、私もブドーにはうんざりだけど。そんなに心配ならこの作戦、潰してもらったらどぉ?
- もちろんギンガマン、それにブルブラック。ホホホホホホ。
- 今回の件は貸しにさせてもらうわ、おじさま。
- ふふ、何も心配いらないわ。今までの調子ならどうせギンガの光は出ないわよ。
- ギンガの光が出たら出たで、打つ手はあるわ。
- えぇ!
- わかってるわよ。打つ手はあるっていったでしょ。ギンガの光はブドーの所へは届かないわ。 ばーかねぇ、おじさま。
- いきなりそんなことしたらブドーにバレバレじゃないの。まず、ブドーを行動隊長の座から引きずり落としてやるわ。ギンガの光を頂くのはその後よ。
- メドウメドウいるわね。わかってるわね。フッハハハハハハハハ。
- フッハハハハハハハ。ブドーあんたは終わりよ。後はギンガの光を頂くだけね。
- 私めに。バットバスには封印の意味がわかってないみたいね。
- お任せを。早速追っ手を手配しますわ。
- これぐらい、このワンガワンガには何でもありませんわ。せっかちねぇ。ダイタニクスの封印を解くには、あの槍にもっと沢山の魂を吸わせないと。
- 憎しみの魂を吸って魔力を発揮するあの槍にね。
- ところで船長、ダイタニクスを復活させたら、例の賞金ちゃーんと頂けるんでしょうね。
- ホーッホッホッホッ。何に使おうかしらね。
- わざとらしいわよ、おじさま。当然ですわ、船長。早速次の作戦を。ゲルトゲルト、おいで。お前の魔術でダイタニクスを復活させるのよ。あぁ、なぜなのぉ。
- お任せ下さい。81の乙女の若さ、この壺に集めて金色の秘薬を作るのよ。それを飲ませれば魔獣ダイタニクスは必ずや目覚める。
- そんなー、たまたま邪魔が入っただけですわ。
- もちろんですわ。人間どもの心にはやさしさや思いやりという感情があります。
- ヒエラヒエラの矢は、それを奪い取ることができます。そして、111人分の心を集めてダイタニクスに与えれば必ずや封印を解くことができます。
- 明日にも111人の心は集まります。褒美の金貨の御準備、お忘れなく。
- フフフフフフフッ。んんーっ!ホホホホホホホホホ。
- やめろーっ。 はぁっ。
- なんてことを、おのれ、覚えていろ!
- ちょっと、バットバス、あんた呼ばれもしないのに何しにきたのよ。
- ちょっと、何よ、船長、誰が来るんですの?
- あーら、挨拶する順番が違うんじゃないかしらねぇ。
- なによ、未完成なんじゃない。
- 5箱ですって!ちょっと高すぎじゃないの、船長。
- なんですってー!あーら、そういうことでしたら。ホホホホホホホ。
- バルキバルキ、おいで。バルキバルキ、任せたわよ。
- バットバスも物好きねぇ。
- ・・・それでは・・・。すぐに復活させますわ。ええ、今日にでも。Woo~。船長~。ご覧下さい。ご覧下さい。復活しますわ。ダイタニクスが。
- しかもあの、ギンガグリーンの命まで奪って。オーホホホホホホ・・・。
- いつ見ても美しいこの輝き、1枚でも減らさずに手に入れてみせるわ。分かってるわよ、もうメルダメルダが動いてるわ、魔獣ダイタニクスを復活させる為、
- 恐怖に怯える22人の人間共を集めております。今度こそ、必ず。もちろんですわ。
- あーあ、もう褒美の金貨、何枚減っちゃったのかしら。早くなんとかしないと本当にただ働きよ。船長、いえ、今も次の作戦を考えていたんですよ。
- そろそろ私の切り札を出そうかと。デスフィアス、デスフィアス!それは結果を見てから言って欲しいわね。頼んだわよ。デスフィアス。デスフィアスが。
- 私の弟が!デスフィアスー!
- えっ。分かりましたわ。命を賭けた最高の魔術の力、ご覧にいれましょう。私が死ぬと思ってるならおあいにくよ。
- 宇宙で最強の魔術を極めた私は、例え死んでも何度でも復活できるわ。フッハハハハハハハハ。邪悪なる闇に命ずる。
- その中に巣くうおぞましく飢えた僕達を今ここに吐き出せ。イーシウルス、オーシウルス、アラビスナルジェブストゥメヴジェブストゥケブリー。
- さあ僕達、人間どもの血を吸いなさい。94人の人の血を。今度こそ、あんた達に邪魔はさせないわ。
- ギンガマン、命が惜しければそのままおとなしく引っ込んでることよ。ダイタニクスが復活するまでね。フッハハハハハ。
- バカね、性懲りもなく乗り込んでくるなんて。もっとよ、もっと血を集めなさい。イシウルスオシウルスアラビスナルジェブストゥメヴジェブストゥケブリ。
- よくここまでできたわね。でも、これ以上近づけさせる訳にはいかないのよ。ギンガレッド、悪あがきもここまでよ。お前ひとりで私にかなう訳がないわ。
- あっ、私の魔法陣が!きさまらぁ・・・っ。こしゃくなーっ!ハーッ!ギンガマン、あんたたちの力はこんなもんなの。今度は私の番よ。一気に片づけてあげるわ。
- ダミダルスカンベルガベクングー。死ねっ。終わりよ、ギンガマン。黒騎士。うおああああああ!ウァヒャーッ!
破王バットバス
- こぉらぁ、うるせぇぞサンバッシュ。ぶっ潰されてぇか!
- ダングス。
- 取りあえず、ここは俺が仕切る。
- うるせーぞ。俺にやらせろ。褒美の金貨は俺がもらった。文句あるかー。
- ハーッハハハハハ。俺は最初からあいつには無理だと思ってたんだ。船長。魔獣ダイタニクスは俺が復活させてみせるぜ。
- 船長。次こそ、この俺だ。そうだろ。なぁーにぃー。じーさん、身内だからって贔屓すんじゃねー。
- 何?何で俺がダイタニクスを復活させられねぇんだい。ううっっ。
- なんだなんだ?臭いぞー。魔術の臭いがぷんぷんしやがる。
- どけっ。船長、来るぜ、あいつが。
- いやー、何しろ奴とは古いつき合いだからな。
- ビズネラ。
- さすがだな、ビズネラ。誰も文句はつけられねえ。
- ビズネラ、てめえも闇商人ならじたばたすんな。てめえの面倒くらい、この俺がみてやるぜ。いいだろう、船長。へへ、さすが船長。行くぞ。
- どうもすまねえな、船長。呼び立てちまって。ビズネラ。
- 聞いて驚くなよ。ダイタニクスはもう腐りはじめてる。
- ちょっと待った、船長。見つけたのはこの俺だぜ。あーそーだ。
- 船長、やっぱり俺は納得できねえ。ダイタニクスが腐ってるのを見つけたのは俺だぜ。なんでイリエスにまかせるんでぇ。まかせてくれ、船長。
- あきらめな、じーさん。こいつはダイタニクスの為に使わせてもらうぜ。まかせときな、船長。ダイタニクスは必ず復活させてやるぜー。
- 悪く思うなよ。これ以上ダイタニクスを腐らせる訳にはいかねーからな。よーし、これでダイタニクスも・・・んん?!こいつは・・・!
- こいつは確かにダイタニクスの心臓の音だぜ。まかせてくれ、船長。これからの復活作戦は全部心臓への一点集中だ。バマース!
- 「俺達はぁ!バットバス魔人部隊!目障りなのはぁ!ギンガマン!強いのはぁ!俺達だ!」
- よーし、野郎共。ビズネラから作戦の説明をさせる。てめーらの任務はその材料の・・・お、そうだそうだ。ガラス、ガラスだ。そいつをかき集めろ。
- たっぷりとな。よーし、行って来い。作戦失敗したやつぁ!
- 「てめーで頭を喰いちぎれ!」
- わーかってるって。もうビズネラに考えさせてある。な、ビズネラ。ボンブス、出てきやがれ。
- 「俺達はぁ!バッドバス魔人部隊!びびってんのはぁ!ギンガマン!いかしてんのはぁ!俺達だ!」よーし、作戦を伝える。
- それでだ、てめーらの任務はこいつの蒸し焼きだ。町ひとつ火の海にして、その熱でこいつを蒸してやれ。よーし、行ってこい。作戦失敗した奴やつぁ!
- 「てめーで頭を喰いちぎれ!」
- 入って来い!ゴビース!「俺達は。バッドバス魔人部隊!頭足りない?ギンガマン!クールなのは。俺達だ!」
- 今回の作戦は簡単だ。ビズネラ、言ってやれ。よーし、行って来い。作戦失敗したやつぁ!「てめーで頭を喰いちぎれ!」
- だーかーらー、俺はゴビースを選んだのよ。奴の技にはギンガマンも黒騎士も面食らうことだろうぜ。
- マーグダース!「俺達はぁ!バッドバス魔人部隊!びびってんのはぁ!ギンガマン!いかしてんのはぁ!俺達だ!」
- 今回の作戦を伝える。脳味噌を叩き起こせー。それが俺達のいいとこだろうが。そこでだ。てめえらの任務は掃除する人間を集めることだ。
- 但し、大きさはこれより小さくなきゃいけねえ。よーし、行って来い。作戦失敗したやつぁ!「てめーで頭を喰いちぎれ!」
- 「俺達はぁ!バッドバス魔人部隊!ヘトヘトなのはぁ!ギンガマン!バリバリ元気はぁ!俺達だ!」
- わーかってるよ、ビズネラ。おー、巨大化させるのは人間だ。バルバエキスを弾にして人間にぶちこむのよ。いいか、よし、いいか。
- つけるぞ、バズガス。よーし、行って来い。作戦失敗したやつぁ!「てめーで頭を喰いちぎれ!」
- ちょうどいい奴がいるんだよ。死ぬぐらいしか役に立たねえのがな。ヘヘヘヘヘ、おい、デギウスいるか?おーい、デギウス、調子はどうだい。
- 恐いものなしのおめえにしかできねー作戦があるんだよ。よーし、ビズネラ・・・。なーに、普通の奴なら死んでしまうかもしれないが、おめえなら大丈夫だ。
- んんーんー。彗星を使えるチャンスは今日しかねえんだぞ。もうとっくに星の力を送ってきていいはずなんだぁ。あの野郎・・・。
- 何してやがるデギウス。さっさとバルバエキスを飲んで彗星の力を集めろー!ダイタニクスを復活させるんだよー。
- うるせー、誰もてめーの都合なんざ聞いちゃいねえ。はえーとこダイタニクスを復活させてくたばっちまえ。
- ヤートット、奴を押さえて無理矢理にでもやらさしちまえー。ギンガマン、てめーは引っ込んでろー。ドラゥヒィィ!野郎、逃がすなー、追えー、逃がすなー。
- もたもたするなっ、2人とも捕まえろ。野郎、どこに隠れやがった。まだいたのかギンガマン。おぉ、やぁっとやる気になったかデギウスの野郎。
- おらぁ、でけえエネルギーがくるぞー。ここは引き上げだー。やったぞー。船長、復活するぜ、ダイタニクスが。
- 御苦労だなギンガマン。ダイタニクス復活の見物か?かわいそうに、せっぱ詰まった顔しやがって。こっちは盛り上がる一方でな。
- ひとつ派手に暴れさせてもらうぜ。ヤートット!なーんだなんだなんだ。もっと本気出してこーい。楽しみだぜー。ぐははははははは。復活だー。
- ダイタニクスが復活しやがった!おう、じゃあなギンガマン。てめーらも、もう終わりだぜ。やっちまえ、シェリンダ!
- いいぞダイタニクス!やれやれ!ギンガマンを踏みつぶせ。ん?なんだこりゃ。ビズネラ、どうなってんだ?シェリンダ、ダイタニクスが変だぞ。
- シェリンダ、引き上げだ。まったくよ。3千年ぶりだってのに誰かが無茶しやがるからよ。少しはダイタニクスのことも考えろ。お前な。はあーっ?どうだ調子は。
- 進んでるか?もーちょいちょいちょい。気を付けろー。よいしょー。船長、切り離し準備完了。了解。切り離せ。
- ハハハハハハハハ!
黒騎士ブルブラック
- 私は黒騎士ブルブラック。
- その荷台のもの、渡してもらう。それを渡すんだ。怪我はさせたくない。選択の余地はない。渡せ。お前達には関係ない。邪魔をするなら容赦はしない。
- 余計な邪魔をしてくれたな。いーや、ただ貴様らバルバンの思い通りにさせたくないだけだ。それより、貴様の持っている例の石、渡してもらおうか。
- 3千年前、ギンガの光を地球に持ち込んだのはこの私だ。貴様らを倒す為に。分かったらさっさと石を渡せ。ギンガの光ではなかったか。
- なるほど、少しは闘えるようだな。
- そうだ。3千年前、長い旅と闘いに傷ついていた私はギンガの光を手放し、偽の隠し場所をサンバッシュに教えるのが精一杯だった。
- 私は地の底で3千年の時を過ごし、ようやく甦ることができた。今こうして甦った以上、私が再びギンガの光を手に入れバルバンを倒す。
- バルバン!この星は私が守る。ゴウタウラス!
- クランツ!ゴウタウラス、下がってろ。
- クランツ! よせー!
- クランツー!クランツ!クランツ、クランツー!クランツ・・・来い、ゴウタウラス。復讐は始まっているぞ。
- 久しぶりだな。ギンガの光は私がもらう。バルバンを倒すためだ。奴らは私の星を滅ぼしたからな。私の弟を殺した。そういうことだ。(クランツ・・・。)
- 来たか、ゴウタウラス。
- 人質はお前のお得意だな。今の私に人質など意味は無い。貴様らバルバンを倒すのに。3千年の間、貴様らバルバンを倒すことだけを考えていた。
- やってみろ。だが同時に貴様の命も無い。邪魔だ、どけ!待てっ。お前を倒すのはこの私だっ。どうやら違ったようだな。
- 私は星を無くしてからずっと1人だった。仲間はいらん。ゴウタウラス以外は。それに、お前達は甘すぎる。あんな闘い方では絶対にバルバンに勝てん。
- ギンガの光を手に入れバルバンを倒す。今の私にはそれだけだ。
- 今、バルバンの邪魔をされては困る。決まっている。ギンガの光を待つのだ。せっかくのお膳立てを利用しない手は無い。奴はその後で倒す。
- 多少の犠牲は仕方ないだろう。
- 仲間と馴れ合い、守るものを抱え込んでいる限り、バルバンと対等に戦うことはできん。貴様のこの弱さがその証拠だ。それだ、その甘さだ。
- 守るものがある限り、それが弱点となる。貴様ぁっ・・・。行ったはずだ、貴様の力ではバルバンには勝てんと。
- 貴様らにバルバンは倒せん。いつかはその甘さが命取りになる。
- バルバン! 消えるのは貴様だ。うおっ・・・何だっ、この痛みは・・・。
- 貴様らには関係無い。行くぞ、ゴウタウラス!ハッ!騎重合身。うっ・・・うあ、またか!何の痛みだっ。うあっっ。寄るなっ。
- ギンガの光は渡さん。うっ・・・うっ・・・この痛みは、まさか・・・あの、うっ・・・だが、邪魔はさせん。うっ、渡すものかギンガの光。
- ギンガの光、渡してもらおう。逃がさん。しまった。・・・だが、なぜ奴がギンガの光を。一体どういうことだ。
- 奴らギンガの光をダイタニクス復活に使うはずでは・・・。
- ふん。待ちくたびれたぞ。なかなかお前が動かんからな。ああ、感謝するぞ。だが、お前の役目はここで終わりだ。さっさとギンガの光を手放せ。
- 無駄だ。貴様にギンガの光は荷が重すぎる。私でさえ3千年前、手放すしかなかったのだからな。
- ギンガマン、貴様らは手を出すな。どけ、ギンガの光はこの私の為の力だ。それがどうした。バルバンさえ倒せばそれで・・・。
- ギンガの光、今度こそ、この手!よせーっ。ギンガにひとつしかない力だぞ。何っ!まさか、ギンガの光だ持ち手を選んだ。そんな事があるはずが。
- 貴様らにギンガの光を使いこなせるとは。
- ギンガマン、お前達などにバルバンは倒せん。必ずこの私がこの手で、うっ、うう。この体を自由にできる間に。
- ゴウタウラス、行くぞ。最後の闘いだ。この星もろともバルバンを吹き飛ばす。何をためらう。復讐の為なら手段を選ばない。そう決めただろう。
- 昔に戻りたい?
- ああ、クランツ。お前ならなれる。
- クランツー!
- 昔のような戦士に戻って何の意味がある。今の私に守るべきものは無い。行くぞ。うっっ、また、この痛みか。
- うっうっ、わかっているぞ、わかっているぞ、この痛み。貴様だな、黙れっ。
- そうだ、この星のどこかにいるバルバンを潰す為にな。うっ、うおっ・・・体が・・・ううぅっ・・・ゴウタウラス・・・。なぜだ、ゴウタウラス。
- 復讐を、復讐を忘れたのか!ううっ。私を助けて恩を売るつもりか。それともこの私が改心するとでも思っているのか。
- ギンガレッド、貴様どこまでその甘さを押し通すつもりだ。私が、お前の兄を利用していると知ってもか。お前の兄、ヒュウガを利用していると言ったんだ。
- そうだ、3千年前、地底に落ちた私は死んだも同然だった。復活するには力が足りず、3千年もの間復讐だけを支えにしていた。そこへ、お前の兄が来た。
- 私は最後の力を振り絞り、ヒュウガの体を取り込んだ。そのヒュウガの持つアースの力を使って復活できた。
- 本当だ。でなければ、なぜ私がお前の兄の名前を知っているのだ。生きていると言えるかどうか、貴様と同じように、私の戦を否定し、何度も邪魔をするんでな。
- 完全にその意志を封じ込めてやった。ヒュウガが解放されるのは私が死ぬ時だ。私を殺すか、ヒュウガを取り返す為に。見ろ、誰でも同じだ。
- 憎しみと目的の為には手段を選ばない。しかし、今殺される訳にはいかん。私は復讐を果たす。貴様、なぜだ。ヒュウガを助けたくないのか。ううっ。うっ。
- クランツ・・・。終わりか、バルバンもこの星も、そして私も・・・。
- これでいいんだ。これで復讐は終わる。 クランツ!?
- 私にはもう守るべき星も人もいない。ゴウタウラスさえ去ってしまった。そして何より、お前がいない。うっ、クランツ!
- クランツ!クランツ・・・。これ以上私につき合わせる訳にはいかないからな。私ならなんとかできる。火口のエネルギーを取り込んで体内で爆発させればいい。
- ヒュウガなら大丈夫だ。必ずお前達の元へ帰ってくる。ゴウタウラス、来るんじゃない。この星で仲間を見つけろ!一緒に戦う仲間を。いいな。
- うああ、うっ、うああああっ!
- クランツ。
- 邪魔だ、どけーっ。
- 星を守るぞ、クランツ。
クランツ
- 兄さん!兄さん!僕のことはいい!戦って!
- 星を守って!兄さん!やー!うわーっ!
- 兄さん。ありがとう、兄さん。
- 僕もいつか兄さんと一緒に星を守る戦士になるよ。
- 兄さん!戦って!星を守って!
- 戦おうよ兄さんあの人達のように。星はいっぱいあるよ。
- 人もたくさんいる。ね、兄さん。
- ゴウタウラスもきっと昔の兄さんが好きだよ。
- 星を守ろうよ、昔みたいに。兄さん。