超光戦士シャンゼリオン

黒岩省吾全セリフ集

第26話 「闇の騎士、出馬!」  
見事だ。自在に人間を操る催眠術。その力、俺に貸してもらおうか。

諸君。諸君には色々と貸しがあったな。人間界で諸君が生きていくために私は何度も骨を折った。就職の斡旋、それからいろんな悩みを聞いてやった。その借りをこれから返してもらいたい。前々からの約束通り、諸君が人間界で稼いだ金の一部を出してもらおう。

いえ、当然の事をしたまでです。お年寄りは国の宝ですから。何か困ったことがありましたらいつでも相談にのりますので。

街はきれいにしておかなければな。
『違う、俺は本気でお前を…』

大丈夫ですか。何か困ったことがあったらお訪ね下さい。黒岩省吾をよろしく。お気をつけて。

ん?
ザンダー、ダークザイドとは一体何だ。
わからんのか。闇次元界は既に滅び、我々ダークザイドは人間界でこそこそと生きる亡霊へと堕落した。俺はダークザイドであることをとっくの昔に捨てているのだ。
誇り?人間共のラームを、ちまちまと吸いながら生き長らえている我々に誇りだと!?
笑わせるな。ザンダー、俺は遊ぶぞ。
人間界で思いっきり遊ぶ。

黒岩省吾に清き一票を。若さと情熱の黒岩を、黒岩省吾をどうぞお願い致します。
この程、知事に立候補した黒岩省吾です。
みなさん、
知っていますか。世界で初めての選挙は紀元前1432年、中国のタイミーという小さな村で行われました。人口はたった231人の村でしたが、公正な選挙の結果選ばれた村長はその功績を認められ、やがて皇帝へと上り詰めていったのです。そう、皇帝へと。皇帝へと!

人間でないから、人間界のことを客観的に見ることが出来るのだ。
今の日本は腐っている。それは人間が腐っているからだ。
俺ならこの国を立て直す事ができる。
これ以上話す事は無い。お引き取り願おうか。
あ、そう、言い忘れていたが、
黒岩省吾に清き一票を。

皆さん、騙されてはいけません。我々はいつも口の上手い無責任な政治家共に言いくるめられてきたのです。みなさん、私に全て預けて下さい。ありがとうございます。ありがとうございます。ありがとうございます。

ふっ、くだらん。
別に、ただ、私は皆さんに言いたい。甘い餅の誘惑をはねのける勇気を持って下さい。そして、政治に何か期待する前に、皆さん一人一人が我が国の為に何をするべきか、それを考えて頂きたい。それだけです。

本日はようこそ。黒岩省吾に清き一票を。

驚いたよ。まさかあんたが俺の応援に駆けつけてくれるとはな。
どういうつもりだ。女心は分からぬと言うが。
いいのか。知っているはず。俺は俺に惚れた女のラームを好むと。
これが俺の真の姿。本当にこんな俺を愛せるというのか。
前にも言ったはずだ。俺は本気でお前の事を…
うっ!貴様ぁ!謀ったな!
待てっ!
ケリをつけてやる。俺の野望を阻む者には死を!
どうした!あっ。うーん?

ありがとうございます。ありがとうございます。
人間の人間による人間の為の政治を目指します。

『前にも言ったはずだ。俺は本気でお前の事を…』

見ているがいい。
俺の手でこの国を乗っ取る。
これから俺の本当の戦いが始まるのだ。